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とりあえずリアクションしとかなきゃ。 [本の感想。]

えー兄からこの本が贈られてきたのでとりあえず読んでます。


ビッグデータの衝撃――巨大なデータが戦略を決める

ビッグデータの衝撃――巨大なデータが戦略を決める

  • 作者: 城田 真琴
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2012/06/29
  • メディア: 単行本




兄の感想はこちら。



内容をさくっと解説すると、

情報社会の推進によってペタバイト級の容量を持ったデータ(ビッグデータ)が現代社会には幾つも存在していて、ハードの価格低下とソフトの向上でコンピューターの情報処理の能力が格段に上がったので、そいつらをどうやって利用してゆきましょうかね?というお話。

とりあえず速読で読んだ感想。

何一つ新しい事言ってねぇ。

書いてある事が嘘だ~とかそんな事は全く無いのだけれども、データを使ってこんな事ができるよ~という解説書としては何一つ新しい事は書いてありませんでした。


その数学が戦略を決める (文春文庫)


この本と



ヤバい経済学 [増補改訂版]


この本を足して2で割って、技術的な説明を付け足した感じの代物でした。
あ、国内企業でビッグデータを活用している例は見たこと無かったかもしれない。

むしろ(僕としては)重要なポイントがこの本では抜けてる気がするんですよね。
データ分析が”やらかしてしまう事”についてもうちょっと触れる必要があるんじゃないですかね?
この本を今まで読んでいる限りでは、ビッグデータを分析して結果が出ればそれが答えだ!みたいになっていて、時には統計処理の結果が無意味だったり間違っていたりする事は無視されてる。

本の中で、統計処理すごい!っていう体で出されている例が「え、それどうなの?」っていう感じだったりもしました。
フェイスブックにおける初期の友達増加率と使用頻度の相関について書かれていて、
初期に友達いっぱい増えると楽しくてずっと使い続けるみたいな説明がされてるんですけど、
最初から現実にフェイスブック使ってる友達が多いからフェイスブックを使うのが楽しいだけなんじゃないかと思うんですよね。
だからこの相関から友達増加率を上げる努力すれば、使用頻度の向上が見られるかどうかは、わからないんですよ。はい。




まぁただ、統計データをどう処理してゆくかが利益向上へ繋がってゆく事は確かだと思うし、それが出来る人が必要だよねって言う著者の主張にも概ね同意。
「マネーボール」とか「その数学が戦略を決める」とかが主張してきた事「感覚とか伝統とか風習とかじゃなくて、データで物を見て合理的な決断をしましょうよ」という事を、ビジネス書のスタイルで横文字増やして技術を取り扱って難しくそしてかっこよく仕立てたのが本書なんじゃないかと。



そういえば、ほんの各所で「リアルタイムに収集したデータを分析できるからすごい!」みたいな主張がちりばめられていた気がするんだけれども、
リアルタイムに分析する必要ってそんなにあるのかな?電力消費みたいリアルタイムに需給が成立するものは解る。
だけれども、ゲームとかオークションとかのウェブサービスでリアルタイムに分析したって、昨日と今日の分析結果に明確な差が生じるとは思えないんですよね。もともとのデータのサンプル数が多いのだからリアルタイムに収集したデータを足したってねぇ。。。
本書で述べられている通り、分析には相当な処理能力を食うわけだから、無駄な分析しないである程度新しいデータが溜まった所で分析すれば良いんじゃないのかな?

あと、データを使って如何にビジネスをするかについてかなり書かれていたのだけれども、データは組織を如何に運営するかにも大きな影響があると思うんですよ。マネーボールみたいにそういう方向性についても是非書いて欲しかったなぁ。



まぁ買っても損しないけど、他の本のほうがお勧めですかね。
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コメント 1

兄

うん、統計自体は変わらないからこの本では特に新しい事を言っているわけじゃない。
あくまで、活躍出来る場が広がる+認められる機会が増えたと思うべし。

要は保険とかの一部業種に限られていた統計による分析の仕事が日本でも取り入れられ始めていて、仮説+分析が出来る専門職が求められるという事。
即時性については、日本特有の小売のPOSをより進化させたいという意識が強い。
o2oとか日本で出てきていて、日本の各社が取り組み始める所だから、そういった意味で専門書じゃなくてビジネス書として受けている本。
時代がようやく追いついてきただけかもしれん。
by (2012-08-17 12:15) 

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